8日、9日に民医連が主催し、東海北陸地方の医学生が集まって、交流、学習をする
「東海北陸医学生のつどい」の第1回実行委員会がありました

三重大学からも4名の医学生さんが参加いただきました。
第1回ということもあり皆最初は緊張気味でした

初日のメインは講演
中学、高校で物理の先生をされていた桜井先生による「浜岡原発と東海地震」というお話でした。
桜井先生は、サッカーの指導者としても有名で、元日本代表の選手を数多く育てられた方です

そんな先生が今、何故浜岡原発についてお話をされているのか…。
この先生チョーアツい人で、教師をしていた頃、憲法改正が簡単に出来るように国会で決まろうとしているのを知って
自分の人生を振り返りこのまま教師をしていていいのかと思い立ち、
教師を辞め、憲法を守ろう!!と様々な活動をするようになったとのことでした

そしてその延長で、ご自身が暮らす静岡にある浜岡原発についても考えるようになったとのことでした。
信念のもと教師という立場を捨て、行動に移したのです

すごい

先生のお話は、今回の福島事故の詳しい解説、東海地震の解説、それを受けての浜岡原発の危険性などのお話でした。
初日は、実行委員会終了後、居酒屋で交流会

二次会はカラオケで盛り上がりました

今の若い子たちは、みんなとにかく歌が上手いね

二日目は、講演の感想を言い合い、その後に、今回のつどいをどういったテーマで行うかを話し合いました。
結論から言うとテーマは「原発」
東海北陸地方は原発の多い地域でもあるし、今こそ原発について考える必要があると全員一致で決定しました。
その後みんなで、原発に対する考えをディスカッションしました

出てきたキーワードは「安全とは」
一体誰のための安全なのか。原発があることで、おびえて暮らす人、原発があることで生活が成り立っている人、
国にとって原発があることで保たれる安全、原発の安全性は今後も増すのか、人が管理する以上、完全な安全はないのではないかなど…。
東海北陸医学生のつどいの最初の議論として、とても考えさせられる、いい議論になったのではないかと思います。
次回は12月3日、4日です

日常の生活の中で、原発について考えることはそう多くないと思います。
しかし、、今福島での事故を受けて、みんなが原発について考える、そんな時代になったのではないかと思います。
私も、何のための原発なのかを考え続けていきたいと思いました。
posted by 医学対 at 12:16| 三重 ☁|
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