おはようございます。
早いもので今日から9月ですね。
もう少し秋らしい気候になるのかと思いきや、昨日も暑かったですね。
かと思えば今朝のように雨と雷がすごかったり……
日傘と雨傘どちらを持っていこうというのが最大の悩みです(・・;)
さて、昨日はふだんからつながりのある医学生さんから「診療所がどんな様子なのか見てみたいです」という要望がありましたので、四日市にありますいくわ診療所にお邪魔してきました。
実習の様子をお伝えする前に、みえ医療福祉生協の事業所について簡単な紹介を。
わたしたちみえ医療福祉生協は2011年に県内の5つの地域が合併して現在の形となっています。
医療「福祉」生協ということもあり、医療機関のみならず、介護事業の運営も行っています。
各地域の医療機関だけを挙げてみると、桑名地域の伊賀町診療所、四日市地域のいくわ診療所、津地域の津生協病院、白塚診療所、高茶屋診療所、伊勢地域の伊勢民主診療所、尾鷲地域の生協おわせ診療所があります。
高茶屋診療所は三重大学との教育連携施設にもなっていますので、馴染みのある医学生の方も多いのではないでしょうか。
今回の実習では、いくわ診療所で所長である加藤文人医師の訪問診療に同行させていただきました。
訪問診療の前には事業所の案内を。
こちらは通所リハビリを行っているお部屋です。
中にもお邪魔させていただき、職員の方から利用者さんの普段の様子や、介護の現場から将来医師になる医学生さんに期待することなどについてお話をしていただきました。
さらに、金曜に診療を行っている田中啓太医師ともお話をしていただきました。
(めっちゃカメラ目線の啓太先生 笑)
診療所と病院の違いや、先生が今後やりたいことについていろいろと伺いました。
今回の訪問診療では6名の患者さんの元に行かせていただくことに。
出発する前には加藤先生からこんな言葉がかけられました。
「訪問診療についてきてもらうことで、医師に出来ることがどんどん少なくなっている現実を見てもらえたら」
実習が終わってからの医学生さんとの振り返りの中で、先ほどの言葉の真意についてどう感じたか聞いてみることに。
「医療行為そのものに関することと、あとは家族とか周りとの関係について2つの意味があるのかなと思いました」
「ひとつは患者さんがいくつも病気を抱えている中で、ひとつの病気だけ考えていると別の病気に関して悪い影響が出てしまうといったことでバランスを考えると何もしない方が患者さんにとっての幸せになるということ」
「もう一つは医師って診察して、サチュレーション測って、処方箋書いてといったことが主になりますけど、それ以外の部分で家族のことに関してとか医師だけじゃなくて看護師さんだったり、介護の分野であったりいろんな人の力がないとできないことが多いって意味なのかなと」
というのが、彼女なりの結論でした。
真意については加藤先生にお聞きしなければわからない部分もありますが、今回は彼女自身がそのように感じてくれたということも大事なのではないかと思いました。というのも「医師にもできないことがあるんだ」という気づきは、実際の医療現場で自分が体感して初めて得られるものだと思うからです。
そこでの気づきができて改めて、自分はどんな医師になってどんな医療を患者さんに提供していきたいかというビジョンにつながるように感じました。
今回の医学生さんはまだ大学での実習が始まっておらず、だからこそ今の段階で加藤先生の訪問診療に同行させて頂けたのはよかったのかと思いました。
ご協力いただいた、四日市地域のみなさまありがとうございました!
そが
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posted by 医学対 at 10:38| 三重 ☔|
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